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2019-11

犬嫌いだったはずなのに…Ⅱ - 2018.02.12 Mon

私と母と二人でムクを動物愛護センターに火葬の為、連れていきました。
屋外にムクを置いて帰るように言われ、私達は言われたままその場にムクを残して立ち去りました。
すぐに火葬してもらえるのか心配で心苦しかったけれど、当時はペット霊園や葬儀屋等なく、そうするしか仕方がないと考えました。
真夏のカンカン照りの日でした。近くには蠅も数匹飛んでいました。

突然母が「連れて帰る」と言って振り返り、小走りにムクの元に向かいました。何も言わずにムクを抱きかかえて、そのまま車に乗り込みました。
車中で母は「あんな所に置いていけない…」と言いました。目にはまた淚を浮かべ、怒っているようでした。
職員の態度も原因でした。私達がムクを抱えて「どうすればよいか?」と訊ねた時に、ぶっきらぼうに「そこ、置いといて」と顎で指したのが母は許せなかったのだと思います。当時の動物愛護センターでは火葬というより、そこで殺処分された仔達と同様に処理を行っていて、中には不用品処理と同じような感覚の人もいたのかもしれません。心を痛めながら辛い職務を行っている人達の中で、たまたまその職員がそのように見えただけかもしれません。

ムクを家に連れて帰ると、母はガサガサと何かを探しだし、どこかへ何度も電話をしていました。
当時、私の住んでいる地域には動物の葬儀屋等は無いと思っていました。
しかし、開業してまだほんの数日の業者を母はみつけてきました。
母が私に小さな新聞記事を見せました。県内初のペット葬儀屋が始動した記事でした。
小さなプレハブで仮の葬儀場を始めたばかりで広告もしていませんでした。
ムクの最期が近づいていると感じた母が何気なく見た新聞で、その記事があったことを思い出したのです。本当に小さな記事でした。
犬嫌いだったはずの母が、犬の為にそこ迄するようになっていました。
ムクは丁寧に火葬してもらい、私たちはお花やムクが好きだったお菓子をお供えする事が出来ました。

その日から3週間程経ったある日の朝、母が部屋の外から私の名前を何度も呼ぶ声で目を覚ましました。
「うるさいなぁ…」と思いつつ少し不機嫌なまま私が部屋を出ると、そこには小さなルルを抱っこして立っている母がいました。
母は私に「ほら~」と言ってルルを見せながら、久しぶりに笑っていました。

犬嫌いだったはずなのに・・・ね。


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ムクが家に来たばかりの頃は、こんな風に抱っこして一緒に寛ぐなんて、想像していなかった事でしょう…


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母が子犬を連れてくるなんて…。その十数年前は家族の中で唯一、犬を飼う事に大反対だったのですから。。


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● COMMENT ●

心温まるお話にジーーンときてしまいました。
お母さんにとってムクちゃんは犬ではなく子供だったんですね。
そんなお母さんと暮らせてムクちゃんは幸せ。
お母さんの気持ちを変えてしまうほどムクちゃんは
可愛かったのでしょう。

ルルちゃんもお母さんに見つけてもらえて
ruruchanchanさんちの子になれて幸せでしたね。

ルルちゃんはムクちゃんの生まれ変わりかも。。。

まろまま∵様

ムクは旅立つ日の早朝に、母の寝室を出てベランダにあるトイレまで、よろけながらも自分の足で歩いて用を足して戻ってきたと母は言っていました。その事を「最期まで、ムクは本当に偉い仔だ」と涙ながらに言っていたのを覚えています。
穏やかで優しくいつも健気で、そんな姿が母の心を変えていったのかもしれません(^_^)

ルルが家に来た時は生後一ヶ月を過ぎていたので、ムクが旅立つ前にすでにルルは生まれていたようです。
でも家に来るようにムクがバトンを渡してくれたのかもしれないです(*^^*)♪


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