犬嫌いだったはずなのに… - 2018.02.10 Sat
昨日は母の命日でした。
ルルが未だ赤ちゃんの頃、迷ったのか捨てられたのか、うちの駐車場でウロウロしている所を保護して家に連れてきたのは母です。
母がいなければルルに会う事は無かったのです。
そんな母は、昔は犬が嫌いでした。
特に可愛いとも思えず、近くで毛が舞うのが嫌で飼うのは勿論、よその犬に対しても触れたりする事もなく、興味もほとんど、ありませんでした。
一方、父は昔から犬が好きだったらしく、私が小学生の頃、父の友人から犬を譲ってもらう事になり家に来たのが先代犬のムクでした。
家族で母だけが反対でしたが、多数決で母は負けました。
最初の頃は私達もお手伝いをしていましたが、結局、母が毎日の食事やトイレ等の世話をする事になり、何かあれば病院へ連れていき、父は仕事で忙しく、その内大きくなった私達は進学・就職などで家を出て、ムクの側にいつもいるのは母だけになりました。
ムクは晩年、皮膚病で毛が抜けて肌がボロボロになり、心無い人に「何で未だ飼っているの?」等と言われたりする事もありました。それでも母はいろいろな薬を試したり、食事を替えてみたりと懸命に世話をしていました。
ムクは母の寝室で母の側で眠っている時に旅立ちました。
私が実家に戻ってきて数ヶ月経った朝でした。私が起きてくると、母は目に淚をいっぱいに溜めて「ムクが…死んじゃった」と言いました。
犬嫌いだったはずの母が、犬の為に泣いていました。
続く…

ムクの遊びに付き合っている母。
この頃はまだ、ふたりの間には少し距離がありました。

皮膚病初期の頃ですが、毛がまだらになっていたムク。
そんなムクに一番触れていたのは、昔は近くで毛が舞うのも嫌がっていた母でした。

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ルルが未だ赤ちゃんの頃、迷ったのか捨てられたのか、うちの駐車場でウロウロしている所を保護して家に連れてきたのは母です。
母がいなければルルに会う事は無かったのです。
そんな母は、昔は犬が嫌いでした。
特に可愛いとも思えず、近くで毛が舞うのが嫌で飼うのは勿論、よその犬に対しても触れたりする事もなく、興味もほとんど、ありませんでした。
一方、父は昔から犬が好きだったらしく、私が小学生の頃、父の友人から犬を譲ってもらう事になり家に来たのが先代犬のムクでした。
家族で母だけが反対でしたが、多数決で母は負けました。
最初の頃は私達もお手伝いをしていましたが、結局、母が毎日の食事やトイレ等の世話をする事になり、何かあれば病院へ連れていき、父は仕事で忙しく、その内大きくなった私達は進学・就職などで家を出て、ムクの側にいつもいるのは母だけになりました。
ムクは晩年、皮膚病で毛が抜けて肌がボロボロになり、心無い人に「何で未だ飼っているの?」等と言われたりする事もありました。それでも母はいろいろな薬を試したり、食事を替えてみたりと懸命に世話をしていました。
ムクは母の寝室で母の側で眠っている時に旅立ちました。
私が実家に戻ってきて数ヶ月経った朝でした。私が起きてくると、母は目に淚をいっぱいに溜めて「ムクが…死んじゃった」と言いました。
犬嫌いだったはずの母が、犬の為に泣いていました。
続く…

ムクの遊びに付き合っている母。
この頃はまだ、ふたりの間には少し距離がありました。


皮膚病初期の頃ですが、毛がまだらになっていたムク。
そんなムクに一番触れていたのは、昔は近くで毛が舞うのも嫌がっていた母でした。




● COMMENT ●
そら太朗ママ様
毎日一緒にいて世話をしている内に愛情が湧いたのだと思います。
本当に人は変わるものなのですね。
自分の寝室に犬を入れるなんて、昔では絶対にありえなかった事です。。^_^;
コメント、ありがとうございました♪
本当に人は変わるものなのですね。
自分の寝室に犬を入れるなんて、昔では絶対にありえなかった事です。。^_^;
コメント、ありがとうございました♪
ムクちゃんは家族に可愛がられて、大好きなお母さまのお側で旅立って幸せな犬生だったと思います。
ルルちゃんの恩人のお母さまの優しさにジーンとしました。